子どもの声に耳を傾け気持ちに寄り添う活動、子ども専用電話「チャイルドライン・
いしかわ」は、子ども夢フォーラムが大切に取り組んでいる活動です。
この活動で最も重要な存在である受け手ボランティアさんを養成する講座が、今年も
スタートしました。
初回は、公開講座で、名古屋で弁護士として活動されている多田元氏に昨年に
引き続き講師をお願いしました。
演題は、「子どもに耳を傾ける~子どものパートナーを志して~」です。
あらためてチャイルドラインの持つ意味や必要性、そして役割などについて、
確認させていただく機会になりました。
   その時の様子を一部ご紹介させていただきます。

穏やかな口調に時おりユーモアを交えながら、先生のお話はすすんでいきました。
先生は、弁護士として子どもと関わっていらっしゃる他に、子どもシェルター
“パオ”(※)で、居を得ながら学校に通う子や就職活動をする子のパートナー弁護
士として、日々、奮闘されています。日々の気づきをお聞きしました。
参加者には、親や子どもと関わる人には、支援のあり方のヒントや再確認の機会に、
また、子育て中の方には、我が子との関係に想いを馳せられたようです。
 
※子どもシェルターについて
 虐待、家庭崩壊など、さまざまな理由で安心できる生活基盤が奪われ
「一晩だけでも逃げる場所がほしい」という子どもたちのための場「子ど
もシェルター」。入居後は、常駐の専門職スタッフやボランティアが子ど
もたちの日常生活に必要な支援を行なうとともに、担当の弁護士が法律面で
バックアップします。
現在、東京、愛知(パオ)、横浜、京都、岡山、広島、札幌、福岡、大阪、
沖縄にあり、石川でも設立に向け、弁護士らが支援をよびかけています。

養成講座は、9月3日(土)まで、計10回のプログラムですすめていきます。
参加者の方たちと和やかで楽しい時間の中で、学びを重ねていけたらと思います。