厳しい残暑、お見舞い申しあげます!

朝夕はいくぶん涼しく感じられるようになってきましたが、9月に入っても日本列島は、厳しい暑さが続いています。

37℃や38℃の予報を聞いた時は、それだけで気分は熱中症だった夏!

衰える気配をみせなかったのは食欲だけ(-_-;) さらに暑さを理由に運動不足が災い、体重は右方上がり。

今秋こそウォーキングを日課にして体力・気力を復活させるぞ!と、口では何とでも言える不真面目な私です(*^^)v

みなさまお元気でしょうか^^。

<映画上映会のご案内>

(金沢市児童虐待防止推進委託事業)

子どもは、私たち大人に多くのことを気づかせてくれる存在です!

子ども夢フォーラムは、子どもを感じ、気づきあうことを大切に考えながら、いろいろな活動に取り組んでいます。
この映画会もそんな取組みの一つです。

長編ドキュメンタリー映画「大きな家」~タイマグラの森の子どもたち~
●13:30~ ●16:00~ ●18:30~

会場:金沢市教育プラザ富樫
上映協力金:500円

上映日は、  11月  11日(日)です!

ぜひ、見にいらしてください!

【内容】

元NHKディレクター、澄川嘉彦監督が2004年に発表した『タイマグラばあちゃん』の続編。

岩手県、早池峰山の麓、樹齢百年を超える巨木が立ち並ぶ深い森の中で、東京から移り住んだ子どもたちが自然に育まれる日々を7年間にわたって記録。小さな虫からクマやカモシカ・キツネといった獣たちまで、生きとし生けるものの命との出会いを描いたドキュメンタリー。

東京から岩手県の早池峰山(はやちねさん)のふもとの山奥に移り住んだ3人の子どもたちが、自然に育まれる日々を記録したドキュメンタリー。前作『タイマグラばあちゃん』が国内外で高い評価を得た澄川嘉彦監督が、自身の3人の子どもたちの成長記録を約7年間にわたって撮り、都会で育った子どもたちが自然になじむ様子を映し出す。大自然の中で敏感に四季の変化を感じ取る子どもたちの姿に、人と自然との関係を考えさせられる。

映画の舞台タイマグラとは・・・・・・・・・

岩手県のほぼ真ん中、早池峰山のふもとにある開拓地。早池峰山の東側の登山口として神社が祀られており、毎年秋には神楽も奉納される。今でもカタカナで書き表すこのかわった地名はアイヌの言葉が語源とされ、「タイ(森)」「マクワ(奥)」「ル(道)」から「森の奥へ続く道」という意味ではないかと言われている。

昔はブナやナラなどの巨木が立ち並ぶ原生林が広がり、まさにタイマグラから森の表情が“奥まっていく”場所であった。 (パンフレットより抜粋)

当日、会場で上映協力金として500円お支払いください。

私たちは、森に移り住んだ子どもの感性に驚き、想像を超える子どもの発見に喜び、本来持ち合わせている子どもの力にあらためて気づかされることでしょう。

過去にも様々な企画を実施していますが、その際の感想に、「もっと多くの人に、見てもらいたい作品/お話でした」というのを頂きます。そのたび、広報力の弱さを痛感します。

皆様のメールやHPからも映画上映の情報を周知していただければ幸いです。ご協力をよろしくお願いいたします。

仙台/ある被災地のようす

8月6日(月)、仙台東松島小野駅前の仮設住宅に行ってきました。

小松⇔仙台便が一日一便、運航しているので意外に近く感じる仙台です。

打合せなどで伺ったことを含めて今回が3度めの訪問です。

ここは、80世帯280人が暮らす小さな規模の仮設住宅です。

当日は、仙台市のNPO団体と一緒に縁日など、皆さんに楽しんでいただく一日を準備しました。まず、仮設住宅集会所でプロのクラウンショ―を楽しみました。

それが終わると外ではポップコーン、綿あめ、かき氷、ヨーヨー釣り、くじなどのお店に大人も子どもも行列で待ちながら、会話も楽しくはずんでいました。

私は、部屋で「サロン」を担当させていただきました。お茶を注ぎ、駄菓子をすすめながら、笑いあり、涙ありのお年寄りのよもやま話。
そして4~50代のお母さんたちとは簡単な工作をしながら、今の暮らしや震災当時のことなどの話に耳を傾けながら時を過ごしました。途中から子どもたちも入ってきて、部屋はにぎやかでした。

・みんなここで初めて知り合った人たちだよ。

・今、着ているものはみんなもらったものだよ。

・仕事がないから国民健康保険に・・・。生活がくるしい。

・家は流されたけど、土地があるから固定資産税の請求はくる。

・ここみたいな小さい仮設には支援がなかなか入らない。

・仮設はあと3年だって市役所から言われてるけど、、、、、先が見えない不安。

なにげなく話される言葉に、震災に遭ってからの1年半の様々な想いの一端が伝わってきます。

目の前で海に沈んでいった知人。数分が生死を分けた家族。

「ママ大好き」と言いたくても、もう言えない子ども。

心身ともに疲弊している親の姿を、かまってもらえないという子どもの背中に感じます。

これからどうなるのかわからない不安とあきらめの入り交じった心持ちで、日々、揺れている様子が胸に痛く、別れ際、たくさんの気持ちの詰まったみなさんの笑顔が印象的でした。

多くの配慮が求められるサロン活動ですが、子どもや大人の気持ちを受けとめることは、これまでの活動の延長線上にあります。むずかしさを感じつつ、ささやかな応援になればと思い、寄り添わせていただこうと思います。

いじめ、学校安全等に関する総合的な取組方針

~子どもの「命」を守るために~

平成24年9月5日付で文部科学省がいじめ問題への対応強化として基本的考え方とアクションプランを示しました。

基本的考え方として、

◎家庭・地域とも連携し、子どもの豊かな人間性を育む。

◎いじめの問題に係る国の体制や関わり方を見直す。

◎学校現場におけるいじめの問題への認識を深める取組の一層強化、外部専門家を活用する取組等を推進する。

◎学校と警察の連携強化を図る。

アクションプランとして、

●学校・家庭・地域が一丸となって子どもの生命を守る

●学校・教育委員会等との連携を強化する

●いじめの早期発見と適切な対応を促進する

●学校と関係機関の連携を促進とあります。(下線部分のみ抜粋)

また平成25年度概算要求額「いじめ対策関連事業」に約73億円(対前年度約27億円増)の案が示されています。そのうち約47憶円は、外部人材を活用した教育相談・関係機関との連携強化等の早期発見・早期対応に組まれており

内容は、

●スクールカウンセラーの配置拡充(公立中に8252校→9835校に、公立小11690校→13800校に)

●生徒指導推進協力員・学校相談員の配置(元警察官、元教員等を課題のある学校に派遣268か所→335か所)

●24時間いじめ相談ダイヤル(全学年にカード配布)

●スクールソーシャルワーカーの配置拡充(1113人→2226人)です。

9月中に弁護士、精神科医、元警察官、大学教授等に委嘱し、いじめ問題への効果的な対応等について、専門的な見地から助言を得られる体制「いじめ問題アドバイザー(仮称)」を国に配置するそうです。

また、いじめ問題への対応に関する学校評価や教員評価の実施における留意事項を10月中に提示するとあります。

大きないじめ問題があるたび、政府からは、強化、見直し、改善、徹底、充実、とした新たな方針が発信されています。

これらが、教員への新たな負担につながらなければよいと案じます。

なにより子どもの声を受けとめることに心を砕く大人たちが増えることに反映されるものであることを願うばかりです・・・・。

子ども夢フォーラムは、チャイルドラインで受けとめた子どもの声からの学びや気づきを大人社会に発信する活動もおこなっています。

大人が子どもを気にかける! 目にとめる!

それは、子どもの存在価値を高めます!

電話からみえる子どもの自己肯定感

チャイルドラインを始めた2000年は、子どもの話が誰と関係しているかは、学校でのことが多くありました。

その後、自分自身に関することの割合が高くなってきていることが気になっています。

自分の中にある揺らぎ、迷い、不安などが他者から受けとめられ、認められるという小さな実感が積み重なっていくことで、自分の自信や安心につながります。

「生まれてきてよかった、愛されている、自分は生きていていいんだ」と感じる心が「自尊心」です。

チャイルドラインは、全国でネットワークを組んでいます。このほどチャイルドライン支援センターと連名で子どもへのメッセージを発信しました。

私たちの想いが一人でも多くの子どもたちに届くことを願っています。

一日に数秒でもいい、身近にいる子どもと目を合わせることを、私たち大人が意識していきたいものです。目に留めてもらえたことは、子どもの安心につながります。
そして大人は、子どものちょっとした変化に気づくことにつながります。

ひょんなことから・・・・・・

7月初め、金沢市の委員会での発言が、そのとき取材にきていらした記者の耳にとまり、後日、取材の依頼メールが飛び込んできました。そんなふうに関心を示してくださったことに驚いたと同時に有り難く感じました。

チャイルドラインで受けとめた子どもの状況や気持ちを、多くの大人に共有して頂くことは大切であると思っています。そしていろいろな形でこれまでにも発信してきていますがまだまだ足りていないと思っています。マスコミからの発信は大きいと思います。

違うニュアンスで文字に変換される場合もないわけではなく、緊張と躊躇もありますが、その時のメールに感じの良い印象をもちましたので、お受けすることにしました。

なんと8月27日(月)と28日(火)の2回にわたって記事が掲載されました。

つながる・ささえる・ひとりじゃないよ

前号をお送りした後、急遽、会場が変更になったため、野々市にお出かけになられた方には、ご迷惑と不快な想いを与えたのではと思います。大変、申し訳ありませんでした。

9月14日(金)
講演「こころのサインに気づく、つなげる」 講師 高橋祥友氏(筑波大学教授)

この時の様子は、次号でご報告させていただく予定です。。

親と子のリレーションシップ2012inとやま

~子どもと一緒に考えよう!親と子のいいカンケイ~

10月14日(日)10時~16時 富山/サンフォルテ

講演「子どもと大人のパートナーシップ」
~子どもの権利条約から考える~

講師:荒牧重人氏(山梨学院大学法科大学院教授)

シンポジウム ~子どもと一緒に考えよう!親と子のいいカンケイ~

分科会
1、「親の心、子どもの心を見つめて」~ある学校の取り組みから~
2、不登校シンポジウム~子どもたちからのメッセージ
3、「子育て支援!!THE FIRST ~新たなる希望~」
4、親と子の「いいカンケイって・・・!?
5、「すべての子どもに安心・自信・自由の権利を」

子ども夢フォーラムは、4の分科会をとやまチャイルドラインと一緒に担当します。

石川県オレンジリボンキャンペーン事業

映画「葦牙~あしかび」 上映

入場無料 11月18日(日) 13時~15時

会場 田鶴浜/サンビーム日和ヶ丘

お近くの方は、どうぞお見逃しなく!

子ども夢フォーラムは実行委員として協力しています。

ともに輝き ささえあう~歴史都市金沢から未来へ~

第22回男女共同参画全国都市会議in金沢

2012年11月15日(木)16日(金) 会場:金沢市文化ホール

2日目の記念講演(講師:山田昌弘中央大学教授)

「男女共同参画は日本の希望」には整理券が必要です。

ご希望の方にはお送りしますので、子ども夢フォーラムまでご連絡ください。

TEL/FAX 076-214-5680

メール kodomo@yumeforum.org

子ども夢フォーラムは、1日目の第4分科会を担当します。